こんにちは!
けいです。
「愛犬には元気で長生きして欲しい!」
これは私を含め、すべての飼い主の願いではないでしょうか?
犬は、人間よりも早いスピードで歳をとります。
若い頃はびっくりするくらい元気だったのに
およそ7歳くらいを境に、「あれ?ちょっと歳とった??」と思うことが増えてきます。
ケアについての情報をお伝えします。
この記事をサクッとまとめると
【シニア犬って何歳から?身体はどう変化する?】
犬種によって違うが、だいたい7歳前後がシニア犬といわれる
聴覚・視覚・嗅覚が衰えてくる
歯や噛む力が弱くなる
免疫力が下がり腫瘍ができやすくなる
腰痛や関節疾患を抱える
【シニア犬のケアについて】
基本は健康診断(最低でも半年に1度が理想)
お家でできることは、お散歩(短く回数を増やす)・滑り止め対策・トイレやベッドの工夫など、愛犬に合った対策をその都度考えることが必要
【シニア犬の飼い主心得3か条】
その一 老いをネガティブにとらえない
その二 今を楽しもう!
その三 飼い主は犬にとって「最高のパートナー」であることを忘れない
シニア犬って何歳からなの?
身体の変化が出はじめるのは7歳前後からです。
ただし、犬は犬種により差があるので、
文献には「各犬種の平均寿命の半分以降を中高齢期(=シニア期)と指す場合が多い」
と記載されていました。
※2020年 日本ペットフード協会全国犬猫飼育実態調査より
シニア犬の体にはどんな変化が起きるの?
聴覚・視覚・嗅覚が衰えてくる
名前を呼んでも反応が鈍い
物にぶつかるようになる
暗いところを嫌がったり歩けなくなる
人の気配やインターホンの音に気付かない
食欲が落ちたり嗜好が変わる
歯や噛む力が弱くなる
食事に時間がかかる
免疫力が下がり腫瘍ができやすくなる
犬の死亡原因で最も多いのは腫瘍(13.4%)※
※2016年発表 アニコム損保に契約した犬435,987頭を対象の調査による
腰痛や関節疾患を抱える
ちょっとした段差が下りれなくなる
手足を引きずっって歩いたり、歩く時に身体が上下に動く
シニア犬のケアの基本を教えて!
最低でも半年に一回の頻度でチェックが理想ですね。
健康診断
①血液検査:
CBC(complete blood count:全血球計算)
→白血球数・赤血球数・血小板数などを調べる
感染や貧血の有無・脱水の程度を判定
生化学検査
→血液中に含まれている成分を分析して病気の診断に利用する
それぞれの要素だけではなく複数の検査の組み合わせで診断
その他必要に応じてホルモン検査など
②尿検査
→PH、尿比重の測定の他、タンパク、ブドウ糖、潜血、ケトン体の有無を調べる
尿は血液が腎臓でろ過されることで作られる。
腎臓や膀胱などの尿路系の病気の診断や糖尿病の診断に用いる
③レントゲン
→体内の内部の構造や変化を調べる
④エコー(超音波検査)
→レントゲン検査で判断しにくい各臓器の内部構造の変化を調べる
【家でできること】
お散歩の工夫
筋力が弱ってくるので、歩行可能であれば少しでも歩かせることが大切です。
ただし、長時間のお散歩ではなく、短い時間で回数を多くするお散歩がお勧めです。
緩い坂道を登ると後肢に体重が自然にかかるので筋トレにもなります。
肉球は感覚器官としての役割をもっています。
草の上や土の上などを歩かせて刺激をするのもいいですね!
また、犬は臭いを嗅ぐことで情報を集めていると言われています。
脳トレも兼ねて、ゆっくり臭いを嗅げる散歩コースも考えましょう。
ベランダに椅子を出して愛犬を抱っこして過ごすのもいいですね♪
お庭やベランダに出す場合は、ワンちゃんから絶対に目を離さないようにしましょう!!
そして落下や脱走防止の対策を忘れずに。
お部屋の工夫
滑り止め対策
カーペットを敷く(一枚一枚外せるタイルカーペットがおススメ!)
力が入りづらい後肢などに靴を履かせたり、肉球に貼るシールを貼る
トイレやベッドの工夫
トイレを頻繁に失敗するようになったらオムツが必要になります。
歩けて自力でトイレに行けるなら、トイレの数を増やしたりトイレの面積を広くして
お互いが快適に過ごせるようにしましょう。
わたしの愛犬は失敗したりしなかったり・・なので、
家にいる時は、(子犬の頃のように!)ハウスでトイレを済ませるように促したり
お留守番が長いときは、人間の介護用のシーツの上に布のペットシーツを敷いて
「愛犬がトイレを失敗する確率を減らす」という対策をしています。
ベッドはその子の好みや体格に応じて工夫しましょう。
基本的には高反発マットレスが楽だと思いますが
わたしは異なるタイプの寝る場所を3つ用意しました。
↓ 高反発マットレスで顎がのせられて身体を伸ばして寝れるもの
↓ ドライブ用にも使える深めのもの
↓ ハウスの中の平らな場所に毛布やタオルを敷いたもの
五感の衰えに対して対策を考える
一説によると、犬は嗅覚→聴覚→視覚→味覚→触覚の順に感覚が優れていると言われています。
加齢によって五感の働きは衰えてくるので、
ひとつひとつ対策を考えてみましょう。
例えば身体を触るマッサージや手や足の先を握ることで、触覚は刺激されます。
視力が衰えてきたら、家の中のワンちゃんの動線を工夫してぶつからないようにする、
ものの配置を大きく変えないことも必要です。
長くお散歩できなくても、おやつやフードを隠して探させる「ノーズワーク」を
することで嗅覚や脳を刺激することができます。
長年一緒に暮らしてきたからこそ、わかることがたくさんありますよね^^
わたしが考えるシニア犬の飼い主心得3か条
その一 老いをネガティブにとらえない
歳をとったからこそできる愛犬とのコミュニケーションを楽しみましょう。
その二 今を楽しもう!
犬は今を生きています。
「若い頃はこうだったのに・・」「いつお迎えがくるんだろう。怖いよ~」
なんて考えていません。
彼らが少しでも快適で楽しく充実して過ごせるように、創意工夫することを楽しみましょう!
その三 飼い主は犬にとって「最高のパートナー」であることを忘れない
愛犬を大切に思って、自分ができる範囲でやれることをすればそれが「最高」です!
お散歩時やお庭にでる時には後肢だけこれを履かせています。
安くて軽くていいのですが、難点は履かせる際にゴムがきついこと。
少し切れ目を入れたら脱着が楽になりました!
毎朝フードを入れて探す「朝活」で脳トレしています。
簡単なものから難しいものまでレベルが選べます。
色々試しましたが、丸洗いできるこのベッドが一番お勧め。
難をいうと・・ベッドはとてもいいのですが、
洗い替えのカバーのチャックが一度だけ壊れました(泣)